お役立ち情報~保育園、病児保育~

病後児保育室「えくぼ」からのお知らせ?

平成13年7月に西東京市よりの委託により発足した「えくぼ」もすでに丸5年経過しました。平成17年7月には新施設ができあがり、委託定員4名、委託外定員4名とし、あわせて定員8名の施設として運営しています。西東京市関連のかただけでも年間のべ1200人以上と国内でもベスト3にはいるような実績になっています。これは原則として利用者は断らない、利用したいときには簡単に利用できるというスタンスで運営していることが大きな要因ではないか、と考えています。また保育士も若い人ばかりではなく、ばあや もそろえてそれぞれの世代での子育ての知恵をしぼりながらの運営も評価されているのでしょうか。
これからも施設として、内容の充実をはかっていきたいと思います。具体的には以下の3点を当面の課題として取り組んでいきたいと思います。1)おむかえ保育の具体化(園で急に具合が悪くなった時に親のかわりに迎えにいって、「えくぼ」であずかっておく) 2)時間外保育を充実させ希望にあった時間まで延長保育を可能にする 3)現在の預り料は1日3000円と他地区に比較しても高いので2000円程度とする(大部分の方は保育園に預けていてその利用料もはらっていて、病後児保育室の利用は料金の二重払いになっている。)
病後児保育室は国の少子化対策事業の1つ、エンゼルプランでの事業であり、人口10万人に対し1箇所の設置が義務づけられ、なるべく医療機関に付属したかたちが望ましいとされています。しかしその事業運営者は収益上赤字を余儀なくされるため、なかなか普及しないのが実情です。近隣をみても、東久留米、清瀬、小平市などいまだに設置されていません。医療機関付属型の病後児保育運営者はこどもがすきという熱意だけで頑張っています。 このような実情ですので、これからも施設にたいする応援のほどよろしくお願いします。ご意見があれば是非お寄せください。メールでもFAXでも手紙でもなんでもOKです。

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後児保育室「えくぼ」を利用する場合の注意

病児保育児室を利用するかたは熱のある感染症が大部分です。従って病気の種類によって隔離する必要があります。えくぼの定員は12名(西東京市委託6人)ですが、隔離室は4部屋です。4種類までの病気までには対応できますが、それ以上はお断りすることになります。よくあるトラブルとしては、「えくぼ」を利用するためかかりつけ医を受診し診療情報提供所をかいてもらい予約しても、当院で隔離の必要な感染症と判定され、おあずかりできない場合や、また最悪な場合では検査で時間がかかって数時間待ったのちやはりお預かりできない、ということになり、きまずいことになることがよくあります。

このような状況をさけるためにもかかりつけ医でなるべく流行っている感染症の検査をお願いしています。インフルエンザ、RSウイルスなど早期に検査しても判定できない場合や、余分な検査と指摘されることも少なくありませんが、あずかった後に病気が判明することはなるべく避けたいと考え運営していますので、ご協力お願いします。時間的都合で検査が不十分で予約される場合は仮予約とさせていただき、当院で検査後最終入室の確認をさせてもらうことになります。

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保育園での下痢の問題について

保育園へ登園している子供、特に乳幼児でオムツをしている場合の登園基準についての問題です。保育園にいっているこどもが、下痢を理由に登園を断られることがいつも問題になります。園の立場から述べると、下痢ははっきりした症状で短期間に流行ること、場合によると親が保健所に下痢が大流行していると報告することにより保健所の調査がはいることなどから非常に神経質になっています。保健所としてもそういう申し立てがあると、とりあえず調査せざろうえない、という立場にあります。実際このようなことは多く、当院でかぎってみても、年間2例程度の保健所からの問い合わせがあります。

便検査は抗生剤を使うべきか、下痢が続く場合やむをえずロペミンを使用するのにアデノウイルス腸炎が否定されているか、などの根拠をえるために検査を行っていますが、登園基準はあくまでも、便の回数、体重の増加などです。というのは便のロタウイルスが仮に同定されたとして、登園基準が除菌されることとした場合、便のロタウイルスが完全に消失するのは1か月以上かかるかもしれず、その間登園できないことになります。
園で便を調べろというのは、下痢をしている間は登園するな、病院にいけ、ということが誇張されているのではないでしょうか。便を検査しても下痢の原因がわかるのは2,3割だということを、園側に伝えるべきでしょう。あくまでもおむつから漏れそうな下痢や、回数が3回以上の場合は原因はなんであろうと、登園は禁止するということになっているはず、です。

園に下痢の場合の対応にいつもこう述べています。小学校などでこどもが病原性大腸菌感染O157にかかっていて、合併症がなければ普通に登園していいことに、保健所の通達ではなっているよ、と。
園の対応と、時々下痢が続いているのに熱がないからといって平気で園につれてくる親の問題と、いつも常識の範囲をこえた事柄が問題となり毎年繰り返されています。

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えくぼの利用時間について

えくぼ利用に際しての注意についてご確認ください。 従業員、保育士の労働時間の問題から労働基準監督署からの是正勧告によるものからやもえず以下の様な運用を徹することとなりました。労働基準法を順守する場合、1人の保育士が最後まであずかったお子様を最後までみることはできない仕組みになっています。原則2人の保育士が交代でみることになっていますが、人手、コストの問題からいままでのように利用者の要望にこたえられなくなっています。国は保育政策をすすめるといいながら一方で、現場を知らない労働基準監督署職員の法律至上主義により、保育施設、利用者に法の不備のしわ寄せがきているという状況です。ご理解ください。

お預かり時間の確認をお願いします
平日 8:30から18:00まで
土曜 8:30から12:30まで

お預かりの開始時間と早朝加算
8:30からです(えくぼの入口は8:15にあきます。スタッフはいますがミーティングを行っています。) 都合により早くからお預けしたい場合はあらかじめの予約が必要です。8:00からの受け入れが可能です。
早朝加算 8:00から8:15の間でのお預かりには500円の加算が生じ、また前日までの予約が必要です。

お預かり終了時間と延長加算
18:00までです。
(従来18:15までとしていたのは支払い、事務上の問題を考慮して15分の余裕をもって延長保育としていたのですが、15分ぎりぎりでひきとりにこられる方が散見されるため、厳格な運用を行うこととしました)
延長加算 30分まで500円、1時間まで1000円、1.5時間まで1500円、2時間まで2000円です。
土曜日の延長希望は前日までにお知らせください。院長の都合により対応できないこともあります。

キャンセル料の徴収について
キャンセル待ちでのご利用希望者が多数おられます。その方のためにも利用をしなくてよくなった場合はなるべく早めにお電話してください。(えくぼ、病院どちらでも結構です。時間は8:00から18:30でおねがいします。)当日、来園がなく、こちらから確認のお電話がいき、その時点でキャンセルの確認をとる場合には1000円のキャンセル料を徴収させていただきます。

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病児保育室「えくぼ」のお迎えサービスについて

 保育園での急な発熱などで、就労中の両親が急に呼び出されて、仕事を中断しなければならないことは少なくありません。この対策のために、病児保育室「えくぼ」は平成29年4月からお迎えサービスを実施していましたが次第に利用者が増えています。これは園で急に具合が悪くなった場合、病児保育室の職員(基本的には看護師)がタクシーで迎えにいき子どもを預かり、クリニックを受診、処置、投薬をおこない病児保育であずかるというシステムです。親の対応が遅くなるとか急な処置が必要な場合、医療的処置が直ちに行えることで、安心して子どもを預けられるというメリットがあります。当施設では西東京市での正式な事業にするよう要望していますが、病児保育室「えくぼ」では独自に開始しています。国、東京都でも推進しており(平成28年7月)、清瀬市では平成29年度よりこの事業を行政として開始しています。
実際に運営しすでに多くの利用がありますが、特にトラブルはないのですが、往復のタクシー代の実費が平均2000円程度かかることが若干の問題になっています。

対象者 「えくぼ」を利用したことがある方で、送迎サービス登録をおこなっているひとが対象です。保育園、その他の園での理解や周知のほか、両親、園、病児保育室の三者の円満な相互理解と信頼も必要です。

費用  往復のタクシー代の実費
実際の流れ 園で体調不良→園から親に連絡→当該システムの利用を確認→園あるいは親から「えくぼ」に連絡(042-438-7001えくぼ専用電話、042-421-7201クリニック)→送迎サービス登録を確認(その場での登録、利用は不可です)→利用開始

この事業が行政での事業になることにより、利用者負担が軽減されるようご理解とご協力の程お願いします。

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