えくぼのご案内

病児保育室「えくぼ」は、西東京市の委託を受けた病気の乳幼児の一時預かりを行う施設です。この事業は、病気で保育園又は幼稚園、小学校等に通園通学できない乳幼児、学童や、一般家庭で病気でも保護者の都合により育児が困難となった乳幼児等を一時的に預かる事業です。

当施設は医療機関併設型(小児科医の対応が常に可能)、スタッフの充実などのメリットをいかし、子どもの急変時の対応、入院に至らない程度の病気の治療にも対応し、急性期にもあずかり可能な施設として幅広く利用可能になっています。

平成13年7月定員2名から開始し、平成16年10月より西東京市からの委託定員が4名と増員されました。また平成17年7月からはあらたな施設を建設し定員12名での規模になり、より利用しやすくなっています。年間利用者は全体でのべ2200名以上、西東京市だけで1700名以上と東京都でも1、2を争う施設となっています。平成22年4月からはこれらの実績から西東京市からの委託定員が6名とふやされました。さらに平成28年10月より更に定員増加され8名になっています。保育所の定員が年々増えていくのに合わせ、病児保育の希望者が多くなっている、というのが実情です。

新施設は隔離室3室、空調、空気清浄機は無菌室で使用する特別なもの、床は天然素材の竹を使用した床暖房とし、壁も天然素材を利用し、化学物質をできるだけ使用していません。また安全面でも十分な検討を加え、安心して預けられる院長自慢の施設となっています。

さらに平成26年より隔離室(ナスの部屋)をふやし、隔離室5部屋になりなるべくあずかりの要望にお断りのないように努力しています。

平成29年5月から当施設の独自の制度として、お迎えサービスを実施し始めました。近隣の清瀬市では既に市の事業としてはじめていますが、西東京市ではまだのため、利用者の利便性を考え、「えくぼ}としてサービスを開始しています。




えくぼへのアクセス

◆住所:東京都西東京市下保谷4-2-21 さいとう小児科内科クリニック2階

◆電話:042-438-7001

地図はこちらから

ご利用案内

◆対象年齢 生後6ヶ月から小学校4年生まで(10歳に達する日の属する年度の末日まで)

◆利用時間 月~金 午前8:30~午後6:00   土 午前8:30~午後0:30 いずれも状況により時間延長も可能です

◆定員   12人(1日あたり)申し込み順  西東京市委託は8人までですが、原則すべてお受けするようにしています。

◆対象疾患 熱、風邪、ぜん息、はしか、おたふく、水ぼうそう、インフルエンザ、熱性けいれん、脱水などほとんどの病気に対応可能です。急性期、回復期いずれにも対応しています。

◆食事・ミルク 食事・ミルクは持参してください。おやつは提供します。

◆保育室  プレールーム1、隔離室3、特別隔離室(ナスの部屋)1

◆保育室スタッフ 常時 担当看護士 1、保育士 6

時間外料金、キャンセル料、利用の際の注意

ご予約について

◆受付時間 週日午前8:00~午後6:30 土曜午前8:00~12:30 前日までにお願いします。

◆電話   042-438-7001 えくぼ直通
042-421-7201 さいとう小児科内科クリニック

本予約と仮予約があります。

◆本予約:病名がはっきりとわかっていて確実に利用するかた。あらかじめ利用料を払っていただきます。キャンセルはできません。キャンセルの場合あらかじめ納めた利用料は返還できません。確実に部屋を確保するため他の人が利用できないためです。

◆仮予約:病名がはっきりとしない、利用するかどうかあいまいなどのかたの予約です。9:00までに必ず受付をしてください。当日10:00までに入室の可否が決まります。利用しない場合は10:00までにキャンセルの連絡をお願いします。ない場合は無断キャンセルとなります。無断キャンセルのかたには1日利用料金の請求をおこないます。(西東京市のかた3000円、そのたのかた6000円です)。無断キャンセルをくりかえされる方は予約をお断りする場合もあります。優先度は外来受診病名決定順、病気の種類によります。

◆当日利用:予約がなくても、空きがあれば利用できます。10:00までには利用の可否が決定します。

 

診察について

◆保育中に「さいとう小児科内科クリニック」にて診察します。診察料、処方薬は保険診療となります。

◆さいとう小児科内科クリニック以外で受診し、診療情報提供書を持参し入室されるかたは治癒証明書の発行や次回の受診日などの情報をできるだけ細かく聞いておいてください。

持ち物

◆えくぼ連絡表、健康保険証、着替え一式X2組、肌着2枚、フェイスタオル1枚、ふとんに敷くバスタオル2枚、お弁当

◆乳幼児の場合 上記の他に紙おむつ10枚、おしりふき、食事用エプロン、 哺乳瓶、粉ミルク

ご利用のながれ

西東京市に在住・在勤の方


その他の地域に在住の方



病児保育室「えくぼ」を利用する場合の注意

病児保育児室を利用するかたは熱のある感染症が大部分です。従って病気の種類によって隔離する必要があります。えくぼの定員は12名(西東京市委託6人)ですが、隔離室は5部屋です。5種類までの病気までには対応できますが、それ以上はお断りすることになります。よくあるトラブルとしては、「えくぼ」を利用するためかかりつけ医を受診し診療情報提供所をかいてもらい予約しても、当院で隔離の必要な感染症と判定され、おあずかりできない場合や、また最悪な場合では検査で時間がかかって数時間待ったのちやはりお預かりできない、ということになり、きまずいことになることがよくあります。

このような状況をさけるためにもかかりつけ医でなるべく流行っている感染症の検査をお願いしています。インフルエンザ、RSウイルスなど早期に検査しても判定できない場合や、余分な検査と指摘されることも少なくありませんが、あずかった後に病気が判明することはなるべく避けたいと考え運営していますので、ご協力お願いします。時間的都合で検査が不十分で予約される場合は仮予約とさせていただき、当院で検査後最終入室の確認をさせてもらうことになります。

病児保育室「えくぼ」のお迎えサービスについて

 保育園での急な発熱などで、就労中の両親が急に呼び出されて、仕事を中断しなければならないことは少なくありません。この対策のために、病児保育室「えくぼ」は平成29年4月からお迎えサービスを実施していましたが次第に利用者が増えています。これは園で急に具合が悪くなった場合、病児保育室の職員(基本的には看護師)がタクシーで迎えにいき子どもを預かり、クリニックを受診、処置、投薬をおこない病児保育であずかるというシステムです。親の対応が遅くなるとか急な処置が必要な場合、医療的処置が直ちに行えることで、安心して子どもを預けられるというメリットがあります。当施設では西東京市での正式な事業にするよう要望していますが、病児保育室「えくぼ」では独自に開始しています。国、東京都でも推進しており(平成28年7月)、清瀬市では平成29年度よりこの事業を行政として開始しています。
実際に運営しすでに多くの利用がありますが、特にトラブルはないのですが、往復のタクシー代の実費が平均2000円程度かかることが若干の問題になっています。

対象者 「えくぼ」を利用したことがある方で、送迎サービス登録をおこなっているひとが対象です。保育園、その他の園での理解や周知のほか、両親、園、病児保育室の三者の円満な相互理解と信頼も必要です。

費用  往復のタクシー代の実費 
実際の流れ 園で体調不良→園から親に連絡→当該システムの利用を確認→園あるいは親から「えくぼ」に連絡(042-438-7001えくぼ専用電話、042-421-7201クリニック)→送迎サービス登録を確認(その場での登録、利用は不可です)→利用開始

この事業が行政での事業になることにより、利用者負担が軽減されるようご理解とご協力の程お願いします。